昨日に引き続き、今日も仕事でした。
当然です。多肉植物に限らず生き物を扱う仕事――農業というものは基本的に休日というものはありません。
それでは流石にこちらもきついので何組かに別れ、隔週などでお休みを頂くものになっておりますが……台風など予測できるものはまだしも、突然の嵐や突風などが吹いたら休み返上で見回りに行かされたりもするかもしれません。というか、覚悟しといてみたいな感じで言われました。
まあ、当然ながら仕事の内容については書けませんのであしからず。
書ける部分があるとするならば、どの会社でもミーティングと言うものが有ると思いますが、弊社のそれは一味違います。
ミーティングと称した雑談を一時間近くし、「そろそろ仕事するか」という雰囲気になると三分程で業務連絡を終えるのです。社長や幹部である年配の方が率先して雑談を引き伸ばすものだから、下っ端のぼくや先輩方は苦笑い。
社会進出が初めてのぼくでも解ります。緩すぎる。
まぁ農業というものは得てして、そういった大らかな心を持った人達の集まりなのかもしれません。
さて、ここからが本題です。
昨日宣言した通り、ぼくが好きな多肉植物について語りたいと思います。
ただ、現在は手元に現物がひとつもないため画像を載せることはできません。
名前は載せておくので、気になった方は大先生で画像検索などをしてみると良いかと思います。
1. エケベリア・ラウィ
エケベリア属に分類される、多肉植物のひとつです。
ロゼット状――バラの花弁型に開く葉のこと――のまるで作り物であるかのような白い楕円形の葉が特徴です。どことなくえっち。
こいつがまた難儀なもので、暑さにも寒さにも強いくせに日当たりが悪いと枯れてしまう、でも日が強いと葉焼けする。強いんだか弱いんだかわからない奴です。だから好き。
そんなんだから運が良くないとホームセンターや花屋ではあんまり見かけないかもしれません、ぼくは見たことないです。
エケベリア属全てに言えることですが、花茎と呼ばれる茎を伸ばして花を咲かせます。これがまた神秘的かつ芸術的なので、是非画像検索などをしてみると良いかなって思います。
このサイトのURLにもエケベリアと入ってますが、まあエケベリアが大好きなわけですよ。
2. エケベリア・静夜
これまたエケベリア属に分類される多肉植物です。
"静夜"というのは、流通名・園芸名などと呼ばれ、商品としての名前で、学名とは別物です。学名が園芸名になっていたりもします。これは定着しているものもあれば、栽培している会社や人が勝手に名付けてしまったりと、ひとつの品種に対していくつも園芸名がつけられているものがあったりします。だから多肉植物はややこしい。
しかも"静夜"というものは、本来"静夜の宴"という流通名が正しいという話も聞きますが、どれが本当なのかわからないので、とりあえず名前に"静夜"と入ったものと覚える程度で良いんじゃないですかね(適当)
これもラウィと同じようにロゼット状の葉を持っていますが、ラウィとは似ても似つかない形をしています。
葉は淡い緑色を帯びていて、少し尖った先端がほんのりピンク色に染まっていくのが特徴です。とてもせくしー(?)
しかも何が凄いって、こいつの花。
オレンジと赤のとても愛らしいグラデーションは、瑞々しい夏から秋へと移り変わるさまを見てるかのようです。何言ってんだこいつ。
とりあえず見てもらえば、この花と葉の織りなす美しさがわかると思います、良いから見ろ!!!!!!!!!!!!!!
ちなみにこいつに足を引っ張られて多肉の沼にはまりました。
3. アロエ・ポリフィラ
アロエです。
一般的に知られているアロエはキダチアロエ辺りだと思われます。
アロエと一口に言いましても、こいつ、500種くらいあるらしいんですよね。厳密に細分化するともっと多いみたいですけど、よく知りません。
アロエと言われると、「何か変な形してて汚らしいし、気味が悪い」(妹談)という印象が強いかもしれません。「あとヨーグルト」(妹談)
そこでアロエ・ポリフィラを検索してみてください。
どうですか、このSTGの弾幕のように中心から螺旋を描く形で生えそろった葉は、まさに銀河系!
ぼくは初めてこいつを目にした時「ふぉおおおおおおおお」と叫んでしまった程です。
恐らく数学が好きな人ならひと目で気に入るのではないでしょうか。そうでもないかもしれません。
いつか育ててみたいと思っていたんですけども……こいつ暖かい所が苦手でして、日本だと東北や北海道で育てられるかどうかって感じらしいです。残念。
4. クラッスラ・ブッダテンプル
まず名前がかっこいいし、植物の名前じゃない感が凄い。
でもれっきとしたクラッスラ属に分類される植物です。
"神刀"と"緑塔"の交配種で手裏剣みたいな葉が重なりながら上へ上へと成長する、その様はまさにブッダのテンプル。
見た目モンゴリアンデスワームだったり、ちょっと卑猥だったり、緑色のワームコイルエンジンみたいだったりするけど、男なら誰もが好きになるんじゃないかなって思います。名前的にも。
春になると株元に子株がにょきにょきと生えるのですが、それがまたひわ……可愛らしい!!
5. ユーフォルビア・スザンナエ
トウダイグサ科の植物です。
園芸名は瑠璃晃(るりこう)とかいう大層な名がついてます。
まぁとりあえず画像検索してみてください。
サボテンだと思いました? 残念、サボテンじゃありません。
これは多肉植物とサボテンとの違いの話になってしまうので、また今度にしようと思います。
丸みを帯びたトゲトゲしい見た目とは裏腹に、どことなく柔らかさを感じるそんな可愛らしい姿が魅力です。
親株から子株が生え、ポケモンのサボネアのような姿になったりもします。
育てやすくて可愛い、初心者向きの植物らしいです。
ユーフォルビアも次に紹介するハオルチアと同じく、多種多様な姿をしているので、自分の好みに合った植物を見つけるのも楽しみのひとつかもしれません。
ぼくは白樺麒麟と逆鱗竜が好きです。
6. ハオルチア・氷砂糖
多肉植物をちょっとでも齧ったことのある――食べるという意味ではなく――人ならば必ず……とは言えないけれど、大部分の人が耳にしたことが有るでしょう"ハオルチア"、もしくは"ハオルシア"の一種です。
学名はHaworthia retusa var.turgida f.variegata(空覚え)と言い、簡単に言うとハオルチア属レトゥーサのツルギダ変種、何か模様入ってる品種って感じですか。var.は変種名、f.は品種名のことです。なんのこっちゃって感じですね。
とまあ、ややこしいことはどうでも良くて。
何が言いたいかというと、ハオルチア・レトゥーサと似てロゼット状の葉を開くのですが、これがまた凄いということ。
氷砂糖とはよく言ったもので、まさに氷細工のような透明感と、涼し気な緑と白というセレズニアカラーのグラデーションがぼくの心を引き付けて離しません。10分くらい。そしてアクセントの斑紋は種によって違うというのもまた良い。
はい素敵。
恐らく多肉植物に参入する方の多くは、このハオルチアに魅入られてというケースなのではないでしょうか(偏見)
それくらいハオルチアの形状は多岐にわたるので、ハオルチアでぐぐるだけでもかなり時間を潰せると思います。
本当はあと数十個あるのですが、まあ長くなっちゃうので以上で終わりとさせて頂きます。ああ素晴らしきかな多肉植物。
そして、全編空覚えのにわか知識で語ってますので、もし間違えがあったりしたら訂正をお願い致します。ぼくの勉強にもなりますので。
それと、少しでも多肉植物の魅力を感じてもらえたら嬉しいです。まあどうせここまで読んでる人なんていないでしょうが。悪口でも書いときますか。ばーか。読んでたらすみません、ありがとうございました。
コメントをお書きください